湿布の貼り方

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腰が痛い 肩が痛い 首が痛い。
そんな時、多くの方が使用する湿布。

しかし多くの方が誤った湿布の使い方をしているように感じます。
まず日中は湿布を貼っても何も問題ないのですが、眠る時は湿布は外しましょう!
中には「もったいない」と理由で寝ている時も湿布を貼り続けている人がいますが、まず、睡眠の質を妨げます。

thETG8SGM4.jpg眠るという事は脳を休ませる事と同時に体も休ませているのです。
もちろん筋肉も休ませています。
しかし、休ませているにも関わらず冷たい「刺激や暖かい刺激を与え続けていると」筋肉も休めなくなってしまうのです。
翌日に疲れが残ったり、湿布を貼って緩和させたい症状も中々、改善しなくなるでしょう。
日中に活動している時は湿布を活用してもいいですが、寝る時は剥がしましょう。
なお「エアーサロンパス」通称エアサロ。これは自然に気化してくれますので、寝る前に付けても大丈夫です。

●冷湿布●

また冷湿布と温湿布の使い分けです。
たとえば「寝違え」「捻挫」「ギックリ腰」など突然痛める症状。つまりは「急性症状」といいます。
このような場合は冷湿布を使いましょう!
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突然「グキッ!」っと痛めたりした場合は高い確率で筋肉が炎症を起こしています。
また炎症が原因で痛みが発生しています。
炎症に対しては「アイシング」といい冷やす事が最も効果的だと言われています。
(ついでにいえば安静も大事です)
野球選手がデッドボールを喰らったら、コールドスプレーで患部を冷やす光景を皆さんも見たことはありますよね?
原理としては一緒の事です。

 

●温湿布●

対して、「デスクワークでのひどい肩コリや腰痛」「疲労からくるダルさや痛み」などを指す「慢性症状」
こういった場合は温湿布を使いましょう。
温湿布ではなくても、できるだけ体を冷やさない環境にする事や、冬場だったら「貼るホッカイロ」などを活用してもいいです。
慢性的な疲れやダルさ・痛みは血液の循環がかなり悪くなってる事も原因の一つです。
体を温めてあげる事で血液の循環が促進され、慢性的な肩こりや腰痛も緩和されます。

 

●間違った知識で湿布を使わない事●

ギックリ腰をしたのに患部を温めたり、慢性的な肩こりなのに冷たい湿布を使ったりしても逆効果。
さらに症状を悪化させ痛みが増します。
このページをご覧になった方は是非、正しい湿布の使い方を活用しましょう。

 

●まとめ●

  1. 寝ているときは湿布は外す(エアサロはOK)
  2. 急に痛めた症状は大抵は冷やすことが大事(冷湿布)
  3. 日頃からの疲れや慢性的な痛みは温める事が大事(温湿布)

湿布もちゃんとした使い方をすれば症状を緩和する素晴らしい物です。
しかし逆に間違った使い方をすれば体に悪影響を及ぼす事もあります。
皆様も正しい湿布の使い方をマスターしてくださいね!